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暫く静かにして様子を伺ったが特に何も起こらなかった
どうやら本当にストーカーは何処かに行ったようだ
「さてさて平和になった」
「はぁ、何故俺がこんな目に合わなければならないんですか」
溜め息をつく曽我
「心配すんなって!俺がお前を守ってやるよ」
「狙われてるのは貴方じゃないですか」
「ははっそうだな」
「ちょっ!」
曽我の肩に腕を回し抱き寄せた
「俺はお前がいてくれれば何も恐くない。……所でさっきの続き……する?」
「馬鹿な事言わないで下さい。さっさとこの手を退けて……」
曽我が言い終わる前にキスをして口を塞いだ
「んんっ……ん!!」
「実は期待してたんだろ?もうこんなんになってるけど」
「やめて下さい!!あっ」
嫌がる曽我を無視して刺激し続けた
「……早っ」
「う、ううう……」
真っ赤になった顔を両手で覆った
「このまま抱いていい?」
「えっ」
曽我を抱き上げ、寝室へ連れて行った
そしてベッドに下ろし優しく口づけた
「……い、嫌だ」
「大丈夫。痛いのは最初だけだから……あっ経験者は語るってか?」
「や、面白くないですから!ってか本当にやめて下さい!!」
「お前は俺に身を委ねてればいいんだよ」
そう言われて胸がドキッとした
こいつはあの隆弘だぞ!だけど……今日の隆弘はいつもと違って見えた
どうしよう……どうしよう
脱がされていく感覚に鳥肌が立った
恐い……っ
「あ、あの……」
「ん?」
「攻めの経験はあるんですか?」
「ねーよ。お前が初めて」
「痛いってあの、どれくらい痛いんですか?」
「さぁな。個人差じゃね?」
「やっぱり無理です!!あっ」
「お前は一度抱かれた方がいい。黙って目瞑ってろ」
「……っ」
強引にするしかなかった
そうでもしないと曽我は俺を見てくれない
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