VI

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尾澤さんは居酒屋がロケ地になり激務に…… そして何と! 朔夜にも仕事の依頼が……! 『え?取材?』 「うん。この間俺尾澤んとこ行ったでしょ?その時一緒に来てた雑誌の記者に声掛けられた」 その記者が担当する雑誌で近々イケメン社長特集と言う記事を掲載するらしく…… 初め尾澤さんの事を社長だと勘違いしていたみたいで、違うと知った記者は朔夜が店に来るのをずっと待っていたらしい 『……で、やんの?』 「やる?……もう、憂ったら真っ昼間からそんな……ふふっ」 『今の会話の流れから一体何をどうやったらそんな流れになんのか知らねーけどちげぇーよ。取材だよ取材、受けんの?』 「まだ返事はしてないよ。尾澤はいい広告になるって賛成してるけど……憂はどう思う?」 『俺?』 「うん」 朔夜が雑誌に載る…… や、もし本当に載ったらマジですげーと思う 朔夜は外見だけはかなりいい 『俺は別に……受けたかったら受ければいいと思うし』 「顔写真も載るよ?それでもいいの?」 『社長特集って事は他にも色んな社長が顔出しするんだろ?イケメンの。別にイケメンは朔夜だけじゃねーだろうしいいんじゃね?』 「何その言い方……」 『ってか俺に聞くなよ!自分の仕事だろ!?会社の利益になるかどうかは俺には分かんねーっての』 「そう言う事じゃなくて……色んな奴が俺の事を見るんだよ?いいの?」 『自意識過剰だな……だから何だよ』 「大丈夫?嫉妬しない?」 『俺はお前じゃねー!』 「んー……まぁ憂に喜んで貰えるなら受けようかな。俺が載ってる雑誌を憂が何冊も買ってて俺の居ない所でニヤニヤしながらそれ見てるの想像したら結構……うわっ何それ超最高なんだけど。んで後ろからギュッて抱き締めて雑誌の中の俺じゃ無くて本物の俺を見ろよとかそんな古臭くてキザったい事言ったら憂だってイチコロだよね?」 『妄想で楽しめてんならもう何もしなくていーじゃん』 それから雑誌の取材を受ける事になった朔夜 まぁぶっちゃけて言うなら俺はその雑誌が発売されるのを凄く楽しみに待ってる そんな事奴に言えば絶対に調子に乗るから決して言わねーけどな 『ん……ぁッ』 「憂、ここにキスマーク付けて」 『は……?』 致し中、急にそんな事を言われた 『あ、アホか。明日取材あるんだろ……っ』 「そう、だからだよ。俺は憂のものだからってアピールしとかないと」 『引かれるからやめろ!どーせネクタイしたら隠れるだろが!ああっ……!』 いきなり奥を突かれ思い切り声が出てしまった 「……可愛い」 『…………っっ』 「ほら早く。早く付けないとガンガン奥ばっか攻めるからね。憂が大好きな奥ばっか攻めて超狂わせるよ?イッたって止めてあげないんだから覚悟してよ?ほら……」 『あっ!待っ!!はっ……ああっ!アッ!アアアッ!わかっ!分かった!!分かったから朔夜ッッ!!!』 「ふふっ」 この鬼畜が! 『んっ……』 朔夜の首筋に唇を当て思い切り吸った 「あ、やばい……」 『ん?』 「めっちゃ興奮して来た。耳元で聞こえる憂の吐息がエロ過ぎる」 『は?ちょっ……ああッッ!!!』 結局ガンガン攻められ声が枯れるまで泣かされた 奴は詐欺師だ .
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