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取り敢えず匂いを早く落としたかったから先に風呂に入った
憂は勿論……一緒に入る訳がなかった
断固拒否ですか。硝子のハートが傷付くよ
「うっ、風呂上がりの朔夜さんマジやばい」
「ん?」
『え?何が?』
「その濡れた髪とちょっと火照った頬とかマジ色気半端ないっす。はぁ~いいなぁ憂さん」
憂を羨ましそうに見る隆弘くん
憂はイマイチ訳がわかってないみたい
冷蔵庫からスポーツ飲料を取り出し一口飲んだ
んー久しぶりに飲むと美味い
「で、何がヤバいの?」
飲みながら聞いた
『盗撮!盗撮だよ!しかも犯罪超えた!』
「犯罪超える盗撮何てあるの?」
『だーかーらー!』
ここで隆弘くんが口を挟んだ
「憂さんそれは意味不明だから。……部屋の中にどうも隠しカメラがあるみたいなんです。」
「隠しカメラ?」
「はい」
隆弘くんは起きた出来事を詳しく朔夜に話した
「……気持ち悪い。ってか怖い」
「ですよね!?リアルタイムのDVDですよ?俺、本気で鳥肌立ちましたもん!はぁ、引っ越して間もないのにまた引っ越さなきゃならないなんて」
「多分同じだよ。間もないなら尚更だね。どうやってかは知らないけどまた同じ事があるよきっと」
『なぁ、何とかならないのか?』
隆弘くんより不安そうな憂
「本当に誰なのか心当たりはないの?」
「はい」
「んー困ったね」
きっと顔見知りのストーカーだと思うんだけど心当たりはないみたいだし
どうしたものか
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