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「ま、お前らの問題に俺が口を挟むのはあれだな。言い過ぎたよチビ太。悪かった」
そう言って煙草をふかしてる勝哉さんの元へ行ってしまった
はぁ、確かに俺が悪いけど……やめよう
仕方ない、ナンパの件は聞かなかった事にしよう
忘れろ忘れろ
「昨日隆弘の奴が憂さんちに泊まったらしいですね」
すると今度は曽我に話し掛けられた
『そうだけど』
「何かありましたか?」
『別に何もねーけど』
「何故俺だけ嫌がらせを受けるんだ……」
曽我は未だにポストの件を根に持っているらしい
確かにあれは酷かった
『お前隆弘くんの傍に居てやれよ!』
「何故です?」
『昨日隆弘くんがうちに来たのもお前が電話を無視した上に家の鍵をガッチリ掛けて居留守したせいだろ?』
「人聞きの悪い……確かに家に居ましたが手が離せない状態だったんです」
『どうせあれだろ?ゲタにエサやってたとか』
「何故わかるんですか!もしかして覗いてました?汚らわしい!ストーカーって実は憂さんじゃないんですか?」
『は?』
「って事は……はっ!彼氏さんや勝哉さんじゃ物足りず隆弘や俺まで!!最低ですよ!ポストはゴミ箱じゃありません!それか気を引こうとしてわざと……すみません。俺にはゲタがいるので憂さんの相手にはなれません。諦めて下さいごめんなさい」
何故かフラれてしまった
もう怒る気にもなれない
『や、どうでもいいけど違うから。ってか話戻すけど隆弘くん本当にヤバいみたいなんだ。助けてやってくれよ』
「嫌です」
曽我は絶対首を縦に振らないのはわかっていた
でも俺はこういう類いの人間には慣れていた。朔夜のおかげで
『仕方ない。勝哉さんにお願いするしかねーか。勝哉さんだったらきっと隆弘くんの傍に居て彼を守ってくれるはず。勝哉さん責任感あるし優しいからな~。隆弘くんの傍には勝哉さんに居てもらおう』
「ダメです!」
かかった
「勝哉さんが傍に居たら隆弘の奴何をするかわかりません!ダメです!!」
『でも他に頼める人がいねーしなぁ』
「そんな事絶対にさせません!勝哉さんは俺が守ります!わかりました。今夜隆弘を家に泊めます。それでいいでしょ?」
言い方は気に入らないが成功したようだ
それよりも曽我の扱いに成功した事が結構嬉しかったりして
俺もなかなかレベルが上がったようだ
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