真田side呪縛

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転校する事伝えるつもりだった。 もう、茜と残りの中学生活過ごせない事を伝えるつもりだった。 「なぁ、俺ら付き合わね?」 それなのに。 俺の口から出てきた言葉は告白の台詞だった。 馬鹿か俺何言ってんだよ。 転校するっつーのに それにたった今茜が好きだと自覚したのに。 タイミングを見計らったかのように俺と茜の背後に色とりどりの大輪の花火が打ち上がる。
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