真田side呪縛

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キモい....? あり得ない....? なんだ、それ。 茜を凝視したまま固まる俺。 思考回路がストップしている。 なんてな、ジョーダンだよってかましてやればよかった。 気付いた恋という気持ちは僅か数十分で見事玉砕した。 そんな俺らをよそに爆音で次々と打ち上がる花火。 すっかり転校する事を伝えることも薄れていた。 最後の最後でこんな形で別れることになろうとは。 男女間の友情は成立しても、その先、恋愛に発展しないという事を15歳にして知った。
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