真田side呪縛

14/14
前へ
/650ページ
次へ
俺がいらんこと言ったせいで、友情に亀裂が入った。 キモい、あり得ない。 茜の言葉を反芻する。 畜生!畜生!畜生???? 茜をその場に置き去りにして俺は全力疾走で花火大会会場を抜け出した。 絶対絶対、いつか茜を見返してやる。 それまで一切連絡しない。 走りながらそんな事を考えていた。 あの頃の俺は若かった。
/650ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3024人が本棚に入れています
本棚に追加