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「もしも...」
「よっ!真田!元気してっか?」
...
朝っぱらからなんつー大声さしてんだっつの
もしもしを言う前に電話の相手は耳元で捲くし立てる。
「お前はいつも元気だな」
「まーな!で、お前今日暇か?」
電話の相手は、中学からのマブダチの長谷川。
転校しても、こいつだけはずっと連絡を取り合っていた親友。
二十歳で上京してきて、それ以来週3ペースくらいで何かとツルんでる。
最近は仕事が多忙で連絡なかったが。
「わりぃ。女と会うんだわ」
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