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そして。
長谷川はあのスタバ以来。
椎名の事を話さなくなった。
俺も椎名のこと何も言わなかった。
けど。
何もかも準備が終わりあとは当日を待つだけとなった時。
長谷川は俺に1枚の紙をくれた。
「その紙、今見んなよ?ぜってー見んなよ?」
やたら念を押す長谷川。
見んなと言われたら見たくなるのが性ってもんで。
「だから何だよこれ」
ビール缶をテーブルに起き、その折りたたまれた紙を開いた。
「あっ、こらっ」
既に、遅し。
そこには、椎名実家と書かれ、自宅番号が記載されていた。
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