真田side15年の誤解

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「...はっ、キツっ...椎名力抜けって」 「そ、そんなの分かんないっ」 月明かり差し込む深夜1時。 ずっと恋い焦がれてきた椎名を 抱いてる。 椎名の部屋は、あの頃から。 15年前と全く変わってなくて。 長谷川と2人しょっちゅうゲームしに椎名ん家行ってた頃と変わってなくて。 俺の目の前にいるのは大人になった椎名。 30歳には見えない童顔の椎名。 椎名のつぶらな瞳から流れる涙を舌で拭う。 「しょっぱいな」 ニカッと笑う俺に椎名は真っ赤になった。
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