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苦労どころか、逆に愛されすぎて...辛い。
なんて。
これじゃ完璧惚気だわ。
「うわっ!椎名赤くなったし!すっげー可愛い!やっぱ俺のもんにしたい!」
「やるか!あーくそ!帰るぞっ」
真田は強引に私の肩を抱くと急ぎ足でこの場から立ち去った。
「なんだよ、椎名の彼氏。すげー凶暴イケメンじゃんか。こりゃ俺が入る隙すらねーよ」
1人取り残された宮石は私達の後ろ姿を見てボソリと呟いた。
その日の夜。
宮石から来たメールには
『お手上げです。明日から同僚兼友達で宜しく』
そう書かれていた。
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