茜side夢の続き

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「ここも変わってない...」 訪れた場所は。 そう、 年に一回開催される花火大会のある河川敷。 普段ひと気がないこの町も、花火大会の時だけは人で溢れ返る。 ここに来る途中にもちらほらと家の塀や電池などに花火大会の告知ポスターが貼られていた。 今年も晴れるといいな。 実家帰ったらてるてる坊主作ろ。 「やばい眠くなってきた」 えーいっ 私は斜面がかった芝生へダイブし大の字になる。 花火大会前ということもあり、綺麗に掃除されていた。 思い出のこの場所も。 今日だけは私の一人占め。 ね、真田。 真田はこの町にもう帰ってきてるの? 真田、元気にしてる? いつの間にか眠りに落ちていた。
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