茜side夢の続き

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「なぁ」 ボソリと真田が呟いた。 私はハッと我に返る。 「へ?」 「お前今なにしてんの?」 「東京でOLしてる。さ、真田は?」 気になる。非常に気になる。 真田もう結婚してるの? それが一番聞きたかった。 でも、怖くて聞けない。 「はは、ガサツなお前じゃ想像できねーや。ちゃんと勤まってんの?」 笑いながらおちょくる真田。 ムッ し、失礼な!! 「わ、私、部署でモテモテなんだからっ」 なんて、嘘。 会社じゃ地味メガネ。 根暗だと馬鹿にされる始末。 でもそんなのカンケーないんだ。 だって私がそうしてるんだから。 「ふーん?因みに俺も東京。大手ゼネコンの建築士やってる」 ...真田、東京いたんだ。
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