茜side夢の続き

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「おまたせー」 泣き顔を真田に見せる訳にはいかなくて何とか涙を止めて、真田がいる居間へ。 「お前何しに行ったん?」 へ? 真田の言ってる意味が分からない。 「ん?お茶を....あーっ」 本当に何しに行ったかわからない。 手ぶらで戻ってきていた。 「お茶はいーよ。気遣わせてごめんな?」 「ご、ごめんね」 「座れよ。つか俺の家じゃねーけど」 ケラケラ笑いながら真田が言った。 おずおずと真田の向かいに腰をおろす。 話たいこといっぱいあるけど、頭の中が整理できない。 「なぁ」 声のトーンを低くした真田がまた私に呼びかけた。
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