茜side夢の続き

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「ん?」 「お前の心に決めてる奴って誰?俺知ってる?」 ブッ ド直球来ました。 そ、それはね、 真田、真田だよ? 言えたらどんなに楽か。 「あ、あのさ。真田は、どうしてウチに?」 話をはぐらかす。 卑怯だね、私。 真田を前に逃げてる。 「俺?俺は同窓会の幹事だし、お前んち久々行ったら、お前のかーちゃんが、お前今日帰ってくるっていうからさ、ひと足先に顔見とうと思って待たしてもらってた」 そ、そうだったんだ。 「なのに、誰かさんは俺の事覚えてなくて見合い相手と勘違いするんだもんな」 うっ ぐうの音も出ない。
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