茜side夢の続き

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う、嬉しすぎる... 泣きたい程嬉しい。 なのに。 「あはは、またまたぁーそんなに私に会いたかったの?」 悪態をつく私。 可愛げないな、私。 「ばっ、馬鹿か!自惚れてんな!」 バツの悪そうに顔を真っ赤にさせた真田は頭をポリポリ。 あーもーやっぱり真田が大好き。 まるで中学時代に戻ったかのように、 心が、真田でイッパイになる。 「で?俺の事よりお前は?心に決めてる奴って誰だよ?」 話が振り出しに戻る。 ...それはね。 真田だよ。 15年間ずっと真田だけを想ってるんだよ? そんな事私が言ったら、真田ドン引きする? 言いたいけど言えない。 「真田が知らない人だよ。」 とっさに嘘をつく。
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