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真田の前で泣いちゃいけない。
私なんかが真田の前で泣く資格なんてない。
真田が結婚してようと、私は真田が好き。
けして伝えちゃいけない想い。
それでも諦める術を私は知らない。
真田が何で私にこんなことするかわからない。
「お前の心に決めてる奴って誰だよ。言えよ」
真田は更に私の腕を掴む力を込める。
お願いだから言わせようとしないで。
そんな人いるわけないんだから。
泣きたくて、苦しくて。
真田が愛しくて。
色んな想いがグルグルしてる。
「そんなの真田にカンケーないじゃん!真田だってもう結婚して奥さんもいるんでしょ」
こんな時でも強がりしか言えなくて。
怖くて聞けなかった言葉がスラスラ出てくる。
私の言葉に真田は....
豹変した。
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