茜side夢の続き

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「ふざけんな!俺がどれだけ...」 燃え滾る真田の炎。 私の両腕を掴む真田の手が熱くて。 私の上に馬乗りになった真田の顔がどんどん近づいてくる。 少年の面影のない、艶やかな大人の真田が。 ちょっ、待て待て! 何コレ。 どーなってんの? 「...俺は、もうお前に振り回されるのなんかまっぴらなんだよ。歯ぁ食いしばれよ」 もう、正気の沙汰じゃない。 私が真田を振り回す? ...いつ? いつ振り回した? だって。 15年振りに会ったんだもん。 真田転校しちゃって連絡取れなくなったじゃない。
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