一日目

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「今日も生徒会室に行くのだな!!七斗」 いつも通りの放課後。俺、近藤七斗(こんどうななと)は生徒会室に向かおうと 教室の自席から立つ。ちなみに俺は生徒会長だ。 ―――――が、この大声ウザバカ野郎早乙女優(さおとめすぐる)に引きとめられた 「べつに無視すればいいじゃないか」と思うヤツがいるかもしれない、だが こいつ「バカ」「しつこい」「うざい」の三点セットのハッ〇ーセットだ← 前なんか会議中に乗り込んできやがった。 そんなことを思い出し、無意識に拳に力が入って、今にも振るいそうだった 危ない危ない ここは必死に耐えておかないと生徒会長としての何かが許さなかった 「あぁ、そうだが…用があるなら早くしてくれないか?俺にも仕事がある ていうかお前部活は?部長だろう」 「今日は我が合唱部は休みなのだぁ!!」 優はそういった後「ワーッハッハ」と豪快に笑ってみせた ウゼェ…こいつはなんでこんな話し方しかできないんだ 馬鹿なんだな死ぬんだな← 「で?なんでそんなこと聞くんだ?」 「少し出雲に用があってな」 「出雲に?」 なんだろうか、こいつの用なんか合唱部の勧誘ぐらいだが… 出雲とは生徒会会計、出雲理久のことだ。 「ついてきてもいいが……五月蠅くするなよ?」 「わかっておる!!私は馬鹿ではない」 「ボソッ)あぁ…馬鹿って自覚ないんだよな…」 「なにぃ!?」 っるせぇな…もう 「ねぇ~七斗遅いんだけど…ってうげ!!優もいるのかよ」 お気楽な声で3-Aに顔を出してきたのは 俺と同学年、3-Bの生徒会副会長の暁彩美(あかつきあやみ) こいつもこいつでウザい、すごくウザい 似た者同士なのに、優の顔を見るとすごく嫌そうな顔をする 似た者同士なのに← 「ちょっとー今失礼なこと考えたでしょ?」 「いや、別に」 「ウソだろ」 「―――別に失礼だとはおもっていない、お前らが喜ぶと思ってこうしている」
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