二日目

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生徒会室にいたこの男のk((ゲフンゲフン……この男子こそが、生徒会会計 出雲理久だ。俺の知り合いの中では一番まとも 「あ!!ありがとう真斗君!!連れてきてくれたんだよね!」 そう言い真斗に眩しい笑顔を向ける、もうコイツ女子だろ← 「……あ、はいーすごく安眠妨害だったんで、行ってきてあげましたよ」 そういえば出雲はいいところのお坊ちゃまだと聞いたが… まぁ本当だろうな…こいつ彩美より礼儀がすげーなってるから… …いや、これが本当は常識なのかもれない。俺のまわりがなってないだけで← 「出雲!!」 「は、はい?」 いきなり馬鹿野郎に大声で呼ばれた出雲は、肩をビクッと震わせながら 馬鹿野郎の方に振り返った あいついつの間に復活したんだな← 「部費を上げt((がふっ」 俺は「部費を上げてくれ」と言おうとした馬鹿野郎に蹴りを入れた。 「ふざけんなやてめぇ…」 馬鹿野郎は生徒会室の隅に倒れた ただでさえ今夏休み近くて、夏休み明けにある体育祭とかいろいろの準備があるというのに… 「…ったく」 「出雲も兄さんみたいに殺っちゃっていいんですよー可愛いんですから」← 「お、俺は可愛くなんかないから!!」 「ほら、無理矢理一人称『俺』にしてるところとかー」 「違うからぁ!!」 そういいながら涙目になる出雲はもう女子だ。女子に妬まれるぐらい← 「そ、それはともかく、淳君まだ来てないんですか?」 「あぁ…あいつまた居残りじゃないか?」 『淳君』とは、生徒会庶務、神崎淳(かんざきじゅん)のこと まぁ、あいついなくても雑用だから意味ないんだよな。← 「もう神崎どうかしてますよねー生徒会なのに居残りとか…あ、あの人雑用ですからねー意味ないかー」 真斗も同じことを考えていたようだ← 「あ!会長、ぼ…俺今日は早く抜けさせてもらいます!!あ、今日の分の書類です。」 そう言って、俺に大量(笑)←の書類を渡し、学校指定の鞄を持って生徒会室から出ようとする。 っていうか『僕』って言いかけたな 「今日も、あれか?」 「はい…まだ全然…部屋にも入れてくれなくて」 「そうか」 今度こそ出雲は生徒会室を出て行った まだ引きこもってるのか・・ 生徒会書記、出雲弥生は…
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