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―自宅着―
「おかーさーん 大丈夫ぅ~?」
そんな桃音の声が床の奥から聞こえる。
ホントに、なんで桃音はあんなに声が大きいのだろうか。
小学校の時、桃音がうるさくしすぎて怒られたことを思い出す。
まぁ、歌を歌うときに声が大きくて良いと褒められたこともあったが。
そんな昔のことを思い出していると、もう時計は6時を回っていた。
もう真夏だから、明るくて気が付かなかった。
「・・・飯作んなきゃ」
こう見えて(ニートで引きこもりの癖に)料理はできるほうだ。
18歳だから(出かけもしない癖に)(念のため)免許も持っている。
勉強は・・・できるほうだと思う。
なんで引きこもりかな・・・と思うこともたびたびあるが、アタシは引きこもりでいいのかもしれない。
アタシはリビングにおり、夕飯を作りにキッチンに立った。
・・・熱中症に良い食べ物って・・・
水分と塩分とって、冷たさがあるものがいいよね・・・でもめんどくせー...と思い、とりあえず、母さんの隣にポカリとスイカを置き、桃音の大好物・オムライスを作った。
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