わんっ

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「みーーんなーー!げーんきぃーー!?」 勢いよく "腐って腹わって話そうぜ同好会" の教室を開ける。 しーーーーーん…… あっれぇ? 誰もおらへんがなw よく見ると机の上に数枚の紙がおいてあった。 「今日は皆でとらのあな行ってきマンモス☆☆ 高盛さんはお留守番ですね(笑) 教室の掃除よろしくお願いシマウマ☆☆……… はぇ?」 あれっなにこれ いや、マンモスとかシマウマとかツッコむとこ多いけどさ? なに、僕ちん今日ぼっちなの? いやん、寂しい。 しぶしぶと掃除を始める僕。 あれ、僕イイコじゃね? とか自惚れていたら 普段の日常では聞き慣れない音が僕の頭を貫いた。 ガッッッシャャァァーーーーーン!!! 「どぅわぁぁ!?」 思わず変な言葉が出た。 この音が聞こえてきたのは 紛れもなく、この教室。 そろ~っと音の聞こえた方を見る。 あっちゃーー…割れてますね、はい 窓が割れた方へと歩き出そうとしたらなにかにつまづいてこけた。 「ぶめらっっ!」 い、痛い…マミー…パピー… 外の世界はなんて怖いんだ…… じゃ、なくてね、 よくよくみてみると人が転がっていた。 「はぇ?」 このイケメン、 どっかで見たことが…… ……って あれ? この人、起きないんですけれども……!?
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