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「き、鏡子さん。赤ちゃんは止めて下さい!僕は赤ちゃんではなく、赤坂一樹です!!一応、レッドです!!!」
「そうね~。一晩付き合って大人になれたら、レッドと呼んであげちゃう」
鏡子さんは僕の唇に人差し指でトントンとする。
そりゃあ、鏡子さんだったらこんな僕を上手にエスコートして……違う、違う。
僕は真っ赤になりながらも首を左右に振った。
「ぼ、僕はそういうのは好きな人としか考えてないって、何回言わせるんですか!」
力一杯、理性と戦う。
「モ~ッ!ピンクのオバサン、朝からキモ過ぎ。アラサーはさっさと消えてよ!」
そうこうしていると、ゴスロリ姿の黄桜茉里(キザクラマツリ)がやってきてドカッと荷物を置いた。
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