僕の夏休み

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「フーン。赤坂一樹(アカサカイツキ)高校生ね」 そう言って、目の前にいるオッサンがやる気がなさそうに履歴書を眺めている。 今時の高校生は使えないと思っているのか、ぼーっとしてみたり鼻を掻いたりと、どう見ても渋々面接をしているようにしか見えない。 端っから君みたいに若い子は仕事が出来ないからね……と、言われているような気分になる。 だけど、ここで引き下がっては、他のアルバイトですら今時の高校生という括りで片付けられてしまいそうだ。
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