29人が本棚に入れています
本棚に追加
……そしてノエルは怒り、ハザマに戦いを挑んだ
ノエル「……あっ…………うぅっ………」
ハザマ「…ノエルさ~ん?生きてるか?」
ハザマ「…第一喧嘩を売る相手は考えましょうね、私に喧嘩を売っても貴女じゃ勝てませんから」
ハザマ「…第一てめぇごときじゃ一生かかっても無理だよ!」
ハザマ「…ま、今回は殺すのは勘弁してやる」
ハザマ「…じゃあな」
ノエル「…まだ、まだ終わってませんよ……」
ハザマ「しつけぇぞ…」
ノエル「…やぁぁあぁあああ!」
ハザマが居るほうに走る
ハザマ「…知ってっか?」
ハザマ「人間はな……心臓を刺されても、例え貫かれたとしても、すぐには死なねぇんだ
……血液が行き渡らなくなって死ぬ
ちなみにその死に方は相当苦しいらしいぜぇ!」
ハザマ「…つまり何が言いたいのかと言うと…」
ハザマ「こういう事だよ!」
ノエル目掛けウロボロスを放つ
ノエル「!」
いつものノエルならよけられるのだが、反応が一瞬遅れた事、そして負傷している事、この二つが重なり、よけれなかった
ノエル「ガッ……!!」
ノエル「ゴホッ!ゲボッ!グハッ………カハッ!
口から血を吐き、苦しむ
ハザマ「…もう少し品のある人かと思いましたが………」
ハザマ「…違ったみたいですね」
ノエルの顔を蹴る
ノエル「ガッ……!」
ハザマ「…じゃっ、後は苦しみながら勝手に死んでください」
ハザマ「…そうですねぇ、もし次に会えたなら、もう私に喧嘩は売らない事ですね…」
そう言い残し、ハザマはその場を去った
ノエル(……ゴメン………ツバキ……仇取るどころか……私が…負けちゃった………
ラグナさん……マコト………キサラギ少佐…………)
「私も…今……行き…ま……す………から……」
そう言い残し、ノエルは目を閉じた
その場には、幾つかの血の水溜まりと、目を閉じたまま開くことのない二人の少女の遺体があった……
End
最初のコメントを投稿しよう!