black & white

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キッチンへ行きコーヒーを作ってると、千尋が恥ずかしそうな何か言いにくそうな顔で近づいてきた。 「どうした?千尋。」 「あ、あの、これ!」 千尋が差し出してきたのは、サンドイッチが入っていた袋とは別の紙袋。 …………なんだ? 中に入っている箱の大きさからして、ケーキっぽい。 「チョコケーキなんだ。バレンタインの。……………ま、真琴から。」 ……………また、真琴ちゃん、だ。 「なあ、千尋。」 「ん?」 「このチョコケーキも、あのサンドイッチも、本当に真琴ちゃんが作ったものか?」 「!!」 「そう信じていいんだな?」
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