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未だ真っ赤なままの千尋の頬を両手で包み込み、額同士をコツンとやる。
「…………お前なあ、早く言えよなぁ。」
「な、何を。」
「昨日、全部聞いたよ。真琴ちゃんから。」
「はあ!?」
おーおー、大きい目が更に大きくなったよ。
「な、なんで!?いつどこで真琴と!?」
「昨日、図書館の帰りに寄ったコンビニで。」
「まじでか~…………。」
そんなに驚いたんだろうか。
心なしか、涙目になってる。
「何で千尋からだって言わなかったんだ?」
「…………だって。」
気持ち悪いなんて思われたら、もう俺立ち直れないし。と、ボソボソ目線を下に向けて呟く千尋。
だから何でそんなに可愛いんだお前は。
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