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星がきれいな夜。どこかにある廃墟で今まさにマフィア同士の取引が行われようとしていた。
「フッ…。顔は見せないか。」
と、黒いスーツを着ている方のマフィアが言った。
「…。」
もう片方のマフィアは顔を包帯でぐるぐる巻きにしてある。
「まあ、いい。それより例のものは、ちゃんと持ってきたのか?」
「…。」
包帯の男は後ろにいた仲間たちに合図を出し、その例のものを持ってこさせてた。その例のものは小さな袋のなかに入っていた。黒スーツの男が袋を受け取り中身を確認したとたん包帯の男たちは裏切った。黒スーツの男に銃を突きつけた。
「なんのつもりだ?」
「…。」
「ちっ。いつまで、しゃべんねぇつもりだ。俺を殺したところでお前たちは、ただじゃおかねぇぜ。」
すると、例のものを持ってきた方の包帯の男がついに話した。
「言いたいことは、それだけか。だったら、もう消えろ。」
見事に黒スーツの男の脳天を貫いた。が、おかしい。
「いてぇんだよ。」
脳天を貫かれていたはずなのに、表情一つ変えずに言った。
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