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洗濯機以外、買ってもらって1度も使ったことの無かった私は、それらの物がどれだけ便利なものか全く理解していなかった。 買ってきた時の状態でそのまま置かれていたそれらを見た、ミケは 「すげぇ・・・」 瞳をキラキラと輝かせた。 一体、何がすごいのかと首を傾げる私を他所にミケは、それらの取扱説明書に一通り目を通すと次々にそれらの電源を入れ始めた。 楽しそうに家電を弄るミケはやっぱり新しいおもちゃを見つけた猫みたいで、私は苦笑した。 すぐに使用方法を理解したミケのお陰で、今までゴミ同然だった家電達は、その実力を発揮する機会を与えられた。 それらを駆使しつつ、ミケは家事をこなしていく。 そのお陰で、私の生活は快適なものになった。
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