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ゆっくりとした所作で来た道を戻り始めた。 「ちょっと!? 何やってんの!?」 「・・・」 「ミケ!!」 焦りと苛立ちでヒステリックな声を出しても、ミケが動じる事は一切なく 地面に落ちたミュールに近付くとその場にしゃがみ込みそれを拾いあげた。 そしてそれを丁寧な手付きで私の足に履かせてくれた。
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