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そして、彼の気配は再び私に近付いてきている事にも…。 そんなミケの作戦に気が付いたのは 「…なっ!?」 ミケの色っぽい唇が、私の唇の脇に触れた瞬間だった。 すっ呆けた声を発した私の視界いっぱいに映るのは、ミケの濃艶な雰囲気を滲ませた顔。 茶色いビー玉みたいな瞳を細めたミケは――… ペロリとそこを一舐めして ゆっくりと離れた。 離れていくミケを唖然と凝視する私。 そんな私にミケは破顔して魅せた。
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