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「…私も欲しいな…」 それは無意識のうちに私の口から零れ落ちた。 「欲しいの?」 ミケは私の顔を覗き込んだ。 「欲しい」 茶色いビー玉のような瞳が私を見つめる。 「そっか」 「うん」 「どうしてもっていうなら彫ってくれるところ紹介するけど」 「え?いいの?」
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