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シャッター付きのガレージ。 ガレージのシャッターは閉じられていた。 それは中に父の車が停まっている証拠でもある。 …良かった。お父さん、帰って来てる…。 そう確信した私は、僅かに安堵し緊張で震える指で門に備え付けられているチャイムのボタンを押した。 お父さんに対応して欲しい。 そう願った私の想いは 『…はい』 聞こえてきた女性の声によって儚くも崩れ去った。 「あ…あの…」
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