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◆◆◆◆◆ 部屋に入った私は、ミケに強制的にバスルームに連れて行かれた。 慣れた手付きでバスタブにお湯を張りながら、それが溜まるまでシャワーを浴びるように命じた。 ボンヤリと立ち尽くす私の服に手を掛けたミケ。 捲り上げられた脇腹辺りにヒンヤリとした感触を感じ、私は漸く我に返った。 「…なに?」 「だから、シャワーを浴びなって」 「シャワー?」 「そう、シャワー。濡れた服をいつまでも着てたら風邪ひくだろ?」 「…そうだね」
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