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「お湯が溜まったら、ちゃんと湯船にも浸かるんだよ」 「…うん」 ミケの言葉はちゃんと理解できる。 …できるんだけど、肉体的にも精神的にも疲れのピークに達していた私は、思ったように身体を動かすことさえも億劫で仕方がなかった。 出来れば、このままベッドに横になりたい…。 そう考えていた私の想いがミケには伝わっていたのか それとも、態度に出てしまっていたのか…。 ミケはテキパキとお風呂の準備をして、着替えまで用意してくれた。 その上、服まで脱がそうとしてくれる。 ダルさのあまり、一瞬、全てをミケの手に委ねようかと思ったけど
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