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…だけど、私は猫の鳴き声のように呼ばれるそれが、ミケといる事の証のように至極心地良く思えた。 私を呼んだくせに、それ以降ミケは言葉を発しようとはしない。 別に用事はないのかあとに言葉が続く事は無い。 正直、そんなミケに私の心はざわついていた。 それは私が予想していた状況と明らかに違っていた。 …多分、ミケは煩いくらいに私に色んな事を聞いてくる…。 そう思っていた。 だけど、ミケは私になにも聞こうとはしない。 私の妙な癖についても…。 今日何があったのかも…。
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