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ただひたすら私の膝に頭を載せ続けていた。 その行動は、私の存在を確認するようにも見えるし 私がこの場を離れられない様にしているようにも見える。 そんな状況に先に痺れを切らしてしまったのは、私の方だった。 「…ミケ…」 「うん?」 「…なんで、何も聞かないの?」 「え?」 「聞きたい事があるんじゃないの?」 「…まぁ…」 「…?」
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