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すぐ傍にあった気配がゆっくりと動いたと思ったらその場にしゃがみ込んだミケが下から私の顔を覗き込んできた。 「な…なに!?」 強まった戸惑いを隠せない私の声は僅かに裏返っていた。 「ミュウって今まで彼氏とかいた?」 突然の質問に 「は?」 私の頭は働かなかった。 すっ呆けた声を出す私に 「だから、男と付き合った事とかないの?」 ミケは苦笑していた。
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