1183人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「ち…ちょっと!! タロくん!!」
まだ担任がいる教室内に入って来るのに抵抗があったのか、女の子はその場に踏み留まろうと足に力をいれたけど
女の子の力が何倍も身体の大きなタロウに敵う筈も無く
抵抗も虚しく、女の子の身体は教室内に引き込まれた。
「…うわっ!!」
前のめりになった女の子の身体。
だけど彼女の身体が崩れ落ちる事は無く
タロウの腕にしっかりと支えられていた。
「…ったく、なにやってんだよ」
どう考えてもタロウの所為で女の子はバランスを崩したのに…。
最初のコメントを投稿しよう!