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『マジ!?』
『でも、その報復で如月君はそのチームのメンバーを全員病院送りにしたって』
『半端ないねぇ』
『それも相手は1人でしょ?結局、そのチームのリーダーは退院しても恥ずかしくて外も歩けなくてこの街から出て行ったらしいよ』
『そりゃ、恥ずかしいわ』
『ジゴージトクってやつだね』
女の子達の会話が右耳から入ってきて脳内を通過し左側へと抜けていく。
『それにしても、如月君の強さは半端ないよね』
『だね。…てか、噂と違うくない?』
『噂?』
『ほら、人と絶対に群れないって噂があったじゃん』
『あ~極度の人間嫌いってヤツ?』
『そうそう、モテるのに言い寄ってくる女は完全スルーで相手にしないし、男も敵ばっか』
『でも、榊原さんに対しては違うくない?』
『私もそれ思った~』
『常に傍に寄り添って、護ってるって感じだよね』
『至る所に如月君の敵がいっぱいいるけど、あれだけ榊原さんにべったりだったら、迂闊に手も出せないだろうし』
『だったらリスクとか関係なくない?』
『うん、顔はいいし、スタイルもいいし、お金も持ってるし、将来も安泰』
『最高に高条件じゃん』
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