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供回りの生死を確認した虎一は、地面に横たわっている信玄に近づいた。
信玄は、馬から投げ出され、地面に身体を激しく打ち付けたことで、既にこの世を去っていた。
虎一は、信玄の亡骸に手を合わせ、
虎一「もし、信玄が民に優しい当主であり、領土拡大の為、自分の野心の為に自国を蔑ろにしない当主なら、違う結果になったかもしれない。」
そう言うと、
信玄の首を切り落とし、側に控えていた段蔵の配下に渡すと、
配下の島左近に届けるように伝えた。
その後、陸奥家居城 浜松城へ戻るのである。
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