お金は大事

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俺の名は“陸奥 虎一” 歳は16 若くして、剣術 槍術 無手での格闘技をマスターした、ただの高校生。 実家が道場を開いており、なにやら何百年も受け継がれているみたいだ。 物心着く前に、両親を亡くした俺は、叔父 叔母に引き取られ現在に至っている。 叔父 叔母には、俺と同い年の息子(名前は和馬)がおり、 幼い時から、二人一緒に武術の稽古をさせられていた。 稽古をしている時の叔父は、半端なく厳しく、そして強い。 そのおかげもあり、俺達二人は強くなったわけだ。 道場は、和馬が引き継ぐため、 叔父より解放された俺は、これから、日々の稽古により失われていた青春を満喫出来るためか、 物凄くテンションが上がっていた。 そう、明日から夏休みなのだ! 夏休み初日、 虎一「では、行ってきます!」 和馬「虎一だけズルいぞ!」 虎一「お前は、道場の跡取りだ! そのお前が、俺より弱かったら話しにならん。頑張って強くなりな!」 虎一の言う通り、和馬は、まだまだ稽古が必要であり、道場を受け継ぐレベルに達していなかった。 そのため、この貴重な夏休みは、全て稽古に潰れるのだった。
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