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それから2年間。
早朝は親父か俺を認めてくれている執事が持ってきた朝食を食いながら魔法や政治の勉強。
昼は兄貴が持ってきた昼食を食いながら兄貴の城内の報告を聞く。
夕食前には妹の魔法練習のサンドバック。
真夜中は母さんが持ってきた夕食を食いながら傷の手当て。
暇な時間は勉強か魔力コントロールの練習。
毎日これの繰り返しだった。
つまらなかった。
だけど寂しくはなかった。
辛くなかった。
俺を認めてる人がいるから―――。
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