人助けは主人公の仕事

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さて、検査しますか。 水晶を見てふと思い出す。 「あー…シャミ?」 「んー?」 「俺、この水晶で検査しちまうと割れるんだわ」 「………。 何か聞き捨てならない言葉が聞こえたようなー。 もう1度言ってー」 「水晶が」 「水晶がー」 「俺の」 「アラン君のー」 「魔力で」 「魔力でー」 「割れる」 「………」 ポカーンとするシャミ。 え、黙らないで。 …ま、それも仕方ない、か…。 なぜなら、たいてい魔力を量る水晶ってのは多くても1億までしか量れないからだ。 「………」エー… ………。 俺は無属性魔法を使ってボックスから1つの水晶を出す。 「そんなアナタに今日お勧めするのがこちら! この透明な水晶! 魔力は0から無限まで量れる上に、属性まで分かるという優れもの! 今回はこれにアラン特製!神級10発分の魔力が入った魔力玉をお付けして、お値段、なんと 1980概G(1G=1円)!!!!! どうです? お安いでしょう?」 暇だったんでジャパネッ〇たかたをしてみましたww …なんでジャパネットた〇たを知ってるか? 禁止事項です☆ 「…それ、本当に無限まで量れるのー?」 お、疑ってますな? 「俺が作ったんだ。 当たり前ジャマイカ」 「…当たり前じゃないから驚いてるんだけどなー」 「とりま計測すんぞ」
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