人助けは主人公の仕事

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ピッポーピッポー 5分経過。 「えぇえぇえー!!?」 「今更かよ」 「お、億単位ならまだしも兆ってー…。 キミ人間?」 「人間だ!」(キリッ 「おー人外かー…」 え、いや、人間だって…。 真面目な顔して人外とか傷つくわ…。 「まあどうでもいいかー」 「どうでもいいのかよ!?」 軽くショックですorz 「それよりもー、なんで魔力検査するなんて言ったのー? バレたくなかったらしなくてもよかったんじゃなーい? そもそもー測定用の水晶は持ってたんでしょー」 それはごもっともで…。 「あー…今の俺はそこまで金持ってないし。 まだ入学式終わってねぇし。 なんで魔力知ってるのか聞かれると困るから、それなら自分から言った方がいいかー的な」 測定用の水晶は貴族でもないと簡単に買えたりしないのだ。 だからつい最近まで村人Aだった俺が到底買えるわけもなく…。 「なるほどー。 納得ー」 さいですか。
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