勇者召喚?何それおいしいの?

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入学してから1週間が経った。 「「疲れた…」」 「大丈夫…?」 「「うぃ…」」 俺たち双子は揃って机に突っ伏していた。 「あの時スターを使っていれば…」 「ハッ。 使ってたとしても俺には勝てねえ」 なんの話かと言いますと、昨夜は徹夜でマ○カーしてたのですww 途中で親父が城を抜け出して来たので3人で今度はスマ○ラ。 結果はもち、俺が全勝ww ドヤww 「あ、今日は収集かかって…ますよね?」 「その前にシャミに呼ばれてるけどな」 さて、皆様は覚えていらっしゃるでしょうか。 シャミナード・ケクレさん。 身長およそ170センチ。 歳は推定20代前半。 髪は黄緑色、眼は緑。 黒龍の咆哮のギルドマスター兼風帝という二面を持った女性。 「なんか悪いことしましたっけ?」 「いや…してないと思うが…。 なんでんなこと聞くんだ?」 「僕が大人に呼び出されるときって、たいてい悪戯に対してのお怒りを食らうことが多いので…」 「………」 お前は俺がいない間、城で何してたの?ww 「まあいいや。 今日は帰って30分後にお前んちのインターホンを鳴らすわ」 「わかりました。 ありがとうございます」 「ねぇアランー」 レインとの会話が終わった瞬間、ティナがここぞとばかりに擦り寄ってくる。 「んあ? …どした?」 「あのね…魔法陣学でわからないとこがあるんだけど…」 「見せてみろ。 …あーここは…」 「あの2人、いい雰囲気ですね」 「そうね…。 なんかアランに妬いちゃうわ」 「アラン、女の子の扱い方に慣れてるね」 「いえ…。 ミケル、あれは素だと思いますよ?」 「素?」 「彼、女性が苦手なので…」 「あたしとティナには普通に接してたけど?」 「他の女性とは何か違うことがわかったのでしょうね」 「…あたしたちを男だと言いたいの?」 「いえ、必要以上に追いかけ回さないからだと思います」 「なるほどね」 「何がともあれ、2人に春が来てよかったよ」 「あ、アランー!ティナー!」 「「「邪魔するな」」」 「ぐえーっ!?」 …グレイは何してんの?
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