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ダークスノウ
『シドよ。昨日は大義であった。新たな装備の調子はどうだ。イカゲソ神を倒す準備は万端か』
『何だコイツ』
『DQN?www』
カミツキ・シド
『てめぇダークスノウ、何でこっちだ、メールしやがれ』
『どういう事ですか』
『知り合い?』
『女だな。ヤリ○ン・シド』
ダークスノウ
『メールでは敵に傍受される恐れがある。組織の通信には敢えてこのサイトを使っているのだ。たまたまそこの公式アイドルになっているとは、お前はやはり運が良い』
『敵www』
『厨二乙wwww』
『こじらせ杉wwwww』
カミツキ・シド
『てめぇらうるせぇ黙れってんだよ咬み千切んぞコラ!! コイツは関係者だ!!』
『シドの関係者厨二病w』
『スキャンダルだな、色んな意味で』
『こんなのと付き合ってるならシドという人間の人格を疑う』
『関係者って事は事務所の人とかでしょ? 事務所を疑うwww』
カミツキ・シド
『上等だテメーら全員まとめてペナン島送りにしてやんよ』
次の文面を打って送信ボタンを押す頃には、アカウントが書き込み不能に陥っていた。
「はうっ?」
何事かとマイページへ戻ってみると、『ペナルティー中』の赤い文字が。慌てて携帯電話のメーラーを開く。
『何をする! ていうか、いちユーザーにそんな権限があるのか! 運営は何をやっている!!』
『テメーどうせ言っても効かねーだろ! それに俺はいちユーザーじゃねぇ お前が弱いのが悪い』
『この私に向かって弱いとはいい度胸だ! 現実ではこうはいかんからな! 今度会ったら私の極大魔法をお見舞いしてやるから覚悟しておけ!!』
『上等だ、今度っていつだコラ! あと現実って何なのかよく考えろよボケ!!』
『現実は現実だたわけ!! お前の行動は組織の方で把握しているからな、三日後だ! 首を洗って待っていろ!!』
『オーオー 楽しみにしてっからよ キャベツでも人参でも好きなだけ持って来いよ』
『この、減らず口!』
『うるせぇチビ!』
『愚民! 俗物!!』
『バーカ!』
『バカと言う方がバカなのだ!』
『んなわけねーだろアホ!!』
『残念な脳みそだな、もっと語彙を増やしたらどうだ?』
『テメーにだけは残念とか言われたくねーんだけど!!』
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