vsブルーラビット

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「発想の自由だろ」 「そんな屁理屈はいいから」 「ぬー……。じゃあ、他に何かあるのかよ?」  それを考えるのが自由研究だろ、と言いかけたが、喉元にきたところで飲み込む。言葉が食道を逆流していく。  言ってしまえば、「じゃあ発想の自由だ」と議論が振り出しに戻ってしまう。  不本意だが、知恵を貸すことにした。 ……と、言ってもなあ。  不意に手に取っていた彼の漫画が視界に入った。中世時代をテーマにした、人気のファンタジー漫画だ。  その表紙を飾っているローブを着た男を見て、ある考えが閃いた。漫画的な表現なら、電球がピカリと飛び出すような感じだ。 「……魔法学」 「……は?」
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