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好きになった時には、手遅れだった。 卒業と同時に俺は実家がやってる店を継ぐために戻り、相手も色々忙しそうだから会う機会が無くなってしまった。 ―最初で最後の恋だった。 でも数日前、約2年ぶりに会った君は、相変わらず綺麗でかわいさを保っていた。 俺が声を掛けたら最上級の笑顔も振りまいてくれた。 話をしていると、仕事も順調ですごく嬉しそうだった。 それに....よく見たらその子の手には、綺麗な指輪が光っていた。 聞いたら、彼氏がいるというのを話した。 ああ、やっぱりと思うしかなかった。 高校時代のあの後悔が浮き出てきたような気がしてきた。
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