主人と使い魔

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周りの輝きが収まっていくと真っ白な空間から広場のような場所に立っていた。 「..........ここが異世界か」 とりあえずは無事に転生完了ってところだな 「えっ?」 すぐ近くから驚いた声が聴こえた うおっとよく見たら目の前に女の........子? 女の子? 「よっしゃーー!!!!\(^o^)/」 「っ!!」ビクッ!! 思わず万歳をして喜びを体全体で表現してしまった 男じゃない、男じゃないぞ!! 大事なことだから二度言いました! よかったよかった これであの幼女をいじり倒さなくて済むよ 「あのー.....すみません」 「ん?」 さっきの女の子が恐る恐ると俺に声を掛けてきた 「その....今使い魔の召喚をしていまして.........まさかとは思いますが貴方が私の」 「待った、そのセリフは俺が言う」 「は?」 大体今の状況は理解できた 成り行きとはいえこれはれっきとした使い魔召喚だ。 ならばあのセリフしかないっ!! アニメで見たあのシーンを思い出せ そうあのシーンだ。全身青タイツの槍使いから主を助けたあの騎士のセリフを! 咬まずに言えるよう唾を飲み込み喉を潤す 気持ちを整え、なるべく真剣な顔つきで俺は告げた 「あなたが私のマスターか?」
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